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レミング

連日の徹夜で、既に判断力が無くなっている。
これは、そんなある日の出来事だ。

朝、部下の女性(あずあず としておこう)に話しかけられた。
あずあず:「すいません、少しお話ししたい事があるので、お時間を頂けませんか?」

独白:あぁ、この子には辞めて欲しくなかった・・・
近くの茶店に移動し、会話する。

あずあず:「実は3月で退職したいと思っていまして。」
独白:来た来た・・・、寿かぁ。うらやましいぜ!

あずあず:「結婚を前提に、同棲しようと思うんですぅ」
独白:確か、相手は年下で23歳。就職1年目のはず。結婚願望ピークやがな。

あずあず:「どうしても結婚してくれって言われて・・・」
独白: ・・・・ もしかして、ノロけられてる?俺??

まぁ、寿なら仕方が無いし、諦める事にした(何を?)

で、事務所に戻って作業に没頭する事、数時間。
昼飯を食べて、また事務所に戻ってくると、部下の男性(やまっち としておこう)に
話しかけられた。

やまっち:「すいません、少しお話ししたい事があるので、お時間を頂けませんか?」
独白:なんやねん、お前もかぁ?

野郎相手のモノローグはつまらないので省略する。
この日の退職希望者はこれで二人目。

続いて午後の部。

前置き:私はシステムエンジニアで、製造業と医療を担当している。

部下A:「お疲れ様です。よっしーの奥様からお電話です。」
独白:ん?嫁からかよ・・・なんなんだ?

よっしー嫁:「すいません、今、病院に居るんですが。」
独白:よっしーが病院に居るのは当たり前ジャン。今日はプレゼンだろ。同伴出勤かよ!

よっしー嫁:「よっしーが倒れまして。救急に居ます。朝から胃の痛みを・・・云々かんぬん」
独白:今日、アイツはプレゼンの筈(頭真っ白)。

よっしー嫁:「また、容態がわかりましたら連絡します」
独白:倒れた奴に用は無い。プレゼンが大事だ!


緊急事態を宣言し、その場を繋げる人間を引き剥がして現場へ送り込む。

疲れを覚えた俺は、どっかりと椅子に座り込み、ため息をついた。
もう、仕事にならん。

独白:どうせ救急搬入されるんなら、プレゼン先の病院に行けよ・・・

鬼か、俺は。


夕刻の部。

他部署のプログラマー(面倒だからA君としておこう)が悩んでいる。
思い詰めたた表情でこちらを向いているが、ハードボイルドな俺は
そんな事ではビクともしない。
なんせ、今日は最悪な日だ。

暫く無視して仕事を続けていると、話しかけられた。

A君:「すいません、少しお話ししたい事があるので、お時間を頂けませんか?」
独白:なんやねん、お前は俺の部下と違うやろぉ。(▼▼〆)凸

A君:「プログラムが出来なくて・・・」
独白:雰囲気が読めん奴やな。俺の状態見て判らんか?えぇ?

A君:「この仕事に向いてないと思うんです」
独白:お前が仕事に向いてないんじゃぁ、ブチ○すぞ、このタコォ!とっとと仕上ろ!

A君:「直ぐにでも辞めたいんです」
独白:
    ↑  フリーズしてしまったので、再起動している。

俺:「ホントに直ぐ辞めたいの?」
A君:「はい。」

俺:「んじゃ、明日から来なくていいから。」
独白:あれ、こいつは他部署の人間・・・、ま、いっか。うん。

戦果報告

・満期除隊:1名
・敵前逃亡により銃殺:1名
・脱走:1名
・負傷者:1名

なお、戦死者は私の1名のみ。
以上、報告終わり!
by zingbay | 2007-11-29 23:27 | 日々雑記
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